Xperia 1 IIIの長期使用レビュー【4ヶ月】

Xperia 1 IIIを購入して4ヶ月が経ちました。
本当は3ヶ月の段階で記事を公開したかったのですが、サボりまくりました。
まさか9月にXperia 1 IVのSIMフリー版が出ると思わず、もはやこの記事に意味はあるのでしょうかという感じですが、下書きが結構進んでいたので、今回公開することにしました。もはや供養です()
というわけで、4ヶ月間で感じたことなどを書いていきたいと思います。
目次:
音質
Xperia 1 IIIには、DSEE Ultimateの他に、360 Spatial SoundやDolby Atmosが搭載されています。
普段はDSEE UltimateとDolby Atmosを利用していますが、この3ヶ月の間に、何度か360 Spatial Soundを利用してみました。
ここで、改めて360 Spatial Soundとは、既存の音楽を空間音楽のようにする機能です。
実際利用した感じでは、音場はさほど広くなった感覚はありませんでしたが、各楽器の音が各々の場所から聴こえてくる感じでした。
過去のXperiaは、サラウンド機能として音場の広さを選択できたのですが、最近のXperiaはそれが無くなり、自由度は減った印象です。
あとDolbyに加えて、普通にソニーのイコライザ欲しいです。
というわけで、最終的にはDSEE UltimateとDolby Atmosに落ち着いています。
というのも、Xperiaは使用するアプリによって自動的にDSEE Ultimate(or 360 Spatial Sound)とDolby Atmosを切り替えてくれます。(例:ミュージックアプリではDSEE Ultimate / 360 Spatial Sound、YouTubeではDolby Atmos)
DSEE Ultimateと360 Spatial Soundの2つで切り替えてくれたら良かったと個人的に思いますが、残念ながらDSEE Ultimateと360 Spatial Soundが排他使用。
つまり、
・Dolby Atmos + DSEE Ultimate
・Dolby Atmos + 360 Spatial Sound
は可能だが、
・DSEE Ultimate + 360 Spatial Sound
は不可能なのです。

まあ、360 Spatial Soundは音楽に向けた機能であるので、動画の音声にベクトルは向いていないのも納得ではあります。
ただ、私は360 Spatial Soundはライブ音源とかで本領を発揮しそうだと感じたので、YouTubeに公開されているアーティストのライブ動画を視聴する際にこの機能が使えたら良いのになぁと思ってます。
画質
Xperia 1 IIIは初代から引き続きアスペクト比21:9の4K HDR OLEDディスプレイを搭載しています。
自動クリエイターモード設定で指定したアプリのみにクリエイターモードを適用させることもでき、カスタマイズの幅が広がりました。
通常の環境では申し分ないと思われるディスプレイですが、いくつか気になる点があります。
暗い
これは初代Xperia 1の時からずっと言われていることですね。
外でスマホを使って写真を撮ろうとすると、プレビューが全く見えません。
現像するまで分からない昔のカメラのようですね。
ただ、実はXperia 1 IVで改善されました。
外で使うことが多い人でXperia 1シリーズを検討している人は、もしかしたらXperia 1 IVの方が良いのかもしれません。
輝度を落とすと緑っぽくなる
これ、写真をよく撮る・見る私にとって、結構な死活問題です。
ハードウェアの問題ならどうしようもないですが、最近はもしかしたらソフトウェアの問題かもしれないと思っています。
というのも、普通に輝度を下げると、ある所から緑っぽくなるのですが、Android 12の機能である「さらに輝度を下げる」を使って輝度を下げると緑にならないのです。
アップデートとかで何とかなると良いのですが…
電源ボタン一体型指紋センサー
Xperia 1では分離していた電源ボタンと指紋センサー。
これらがXperia 1 IIで再びフュージョンしました。
ただ、以前のものとは違う部分があります。
それは、指紋認識のタイミングです。
以前の一体型電源ボタンは、ロック画面でのみ指紋認識をしていました。
対して今回の一体型電源ボタンはスリープ状態でも認識します。
ロック解除するスピードは速くなるのかもしれませんが、問題があります。
触っただけて指紋認識を行うため、気づかないうちに何度も指紋認証に失敗し、一時的に生体認証がロックされてしまうのです。
バッグの中にあるXperiaを探して、使おうとしたら生体認証がロックされ、PINコードでロック解除。
こんなの全然スマートではありません。
これに関しては、まだ5年前のXperia XZ1の方がスマートだったんじゃないかと感じます。
触れるだけでロック解除するか、ロック画面でロック解除するか選択できるオプションが欲しいです。
発熱
ここで言わなくてもいいのでは無いかというほど有名ですね。
私の場合、YouTubeで動画を観るだけでも熱くなります。
いくらSoCが原因とはいえ、排熱処理はもっと工夫できたのでは無いかと思います。
ただ、今のところ発熱でカメラが使えなくなるといったことは無く、熱くなることによる影響はリフレッシュレートが下がるのと電池が減るスピードが速くなる位なので、あまり気にしていません。
UI(Android 12)
UIに関しては言いたいことは色々ありますが、
電源メニュー
電源ボタンを長押しして表示される電源メニュー。
そこには「緊急通報」「ロックダウン」「電源を切る」「再起動」と、「強制再起動ガイド」の文字が。

なんですか、「強制再起動ガイド」て。
強制再起動が必要になる時って、電源メニューを呼び出すことも困難である場合が多いと思うのですが、わざわざ電源メニューに配置した意味が分かりませんし、必要性も分かりません。
Xperia XZのNFCチップの位置案内は初期設定が完了したら通知で案内され、以降はNFC設定で確認できます。
Xperia 1 IVの電源メニュー呼び出しジェスチャーの案内も同様に、初期設定が完了したら案内されます。
「強制再起動ガイド」なるボタンがあるせいで、電源メニューのボタンが5つになり、不格好になっています。
ソニーさん、なぜそんなボタンを配置したのですか…?
Always-on Display(アンビエント表示)
基本は便利なAoDですが、XperiaのAoDはAndroid 9の頃から何も変わっていません。
Xperia 1 IIIには「ソニー時計3」という時計が用意されています。
この時計は文字列が左揃えで、ロック画面上では左上に位置していますが、AoDでは左揃えのまま中央に位置します。
Pixelのように、位置はそのままにオブジェクトをシンプル化したUIになると良いなとか思ったり。


(左:Xperiaシリーズ 右:Pixelシリーズ)
フォント
もうずっと言ってますが、ソニーのSSTフォントをシステムフォントとして採用して欲しい。
あらゆるソニーの製品やウェブサイト、印刷物にはSSTフォントが採用されており、ブランディングが施されています。
SSTフォントの紹介ページにはXperiaにも搭載予定と書いてあります。
確かにWalkmanアプリなどのソニー謹製アプリにおいて一時的に採用されましたが、システムフォントはずっとそのままです。
今からでも遅くないんで、システムフォントをSSTフォントにして欲しい()
このことについて別の記事でも書いているので、ぜひご覧ください⇩
Dynamic Color
Android 12には、Dynamic Colorという機能があります。
これは壁紙に応じてテーマカラーをシステムが自動的に判定し、システム全体をテーマカラーを用いてパーソナライズする機能です。
残念ながら令和4年9月25日現在でXperiaは全機種対応していませんが、Googleが必須化する可能性があるため、動向に注目です。
XperiaのAndroid 12総括
もっとUIを弄っても良かったのでは無いかと思います。
ハードウェアも重要ですが、それを操るソフトウェアもかなり重要です。
Photo Proなど、アプリとして魅力あるものはありますが、OSに個性が無くなってきているのが気になります。
まとめ
今回はXperia 1 IIIの使用感などについて書いていきました。
XperiaはXperia 1で方向転換してからユニークで魅力的なモデルを多く生み出し、軌道に乗ってきているように感じます。
これからどんな機種がでるのか、見逃せません。
またどこかのタイミングでXperia 1 IIIの長期レビューをするかもしれません。
思った以上に長くなってしまいましたが、ご覧いただきありがとうございます。